お世話になっております。
エアコンクリーニング技術研究所の岩根です。
いつもメルマガを読んでいただき本当にありがとうございます。
12月に入って急に寒さが増してきましたね。本格的に冬突入です。
暖房器具として、エアコンをメインにされてるご家庭も多いのではないでしょうか?
しかし、年々上がっている電気代の高騰が気になりますよね。
家電品の中でも、エアコンは一番といっていいほど電力を消費する家電です。特に冷房使用時よりも暖房使用時の方が電力を消費します。
以前、夏場に冷房を使用する上での節電対策として「エアコンの電気代が数千円安くなるかも・・・」という題材でメルマガを発行させていただきましたが、今回はその暖房編をお送りさせていただきますお送りさせていただきます。
ちょっと、専門的な説明も入ってきますので、わかりにくい部分もあるかもしれませんが、しっかりついてきてくださいね。
「室内機の風量を抑えると節電になる!?」
これは、冷房時の節電対策のメルマガでもお送りしましたので、重複している部分もありますが、暖房使用時の注意点もご紹介していきます。
6畳用エアコンの室内機の1時間当たりの消費電力がどれくらいかといいますと、20W~50Wくらいです。ちなみに扇風機とほぼ変わりません。
では、電気代がどれくらい変わってくるかと言いますと、 ※中国電力下で一日24時間運転した状態の数値になります。
・風量を一番弱で使った場合・・・19円/1日
・風量を最大で使った場合・・・・47円/1日
その差は1日の節電効果は28円になります。
仮に24時間1カ月毎日1カ月使用したとしても、1カ月の節電効果は840円です。実際は、24時間毎日使うことはないと思いますので、ここまでの金額の差は出ないと思います。
え!? エアコンってこれだけしか電気代かかってないの?と思われたかた、ちょっと待ってくださいね♪
エアコンの消費電力は家電品の中でもNo1といっていいくらい電気を消費してます。
では、どこでそれだけの電気を消費しているのでしょうか?
そう、エアコンの消費電力は、室外機で9割以上消費しています。
とくに、その室外機の消費電力の中でも9割以上を圧縮機という部品が消費しています。(圧縮機は車で例えるとエンジンにあたります)
さっきの1日の電気代のお話に戻ると、エアコンの室外機も一日中フル運転状態で稼働するとどれくらいの電気代がかかるかと言いますと、
6畳用エアコンでだいたい410円/1日かかってきます。18畳用だと1500円/1日かかってきます。これを30日でかけると恐ろしい金額になりますね。
え~!?そんなにかかってるのなら、私もうエアコンなんて使わない!っなんて思わないでくださいね(笑)
実は、今のエアコンはインバーター制御になってまして、圧縮機の運転を自動で上げたり下げたりする機能があるのです。場合によっては、圧縮機が完全に停止するときもあります。
はい、ここから少し専門的な話になっていきますので、必要ない方は読み飛ばしてください
皆様、サーモオフという言葉を聞かれたことあるでしょうか?
エアコンを暖房運転する時、例えばリモコンの設定温度を27℃で運転したとします。
エアコンをつける前、部屋の温度が10℃だったとします。
そうすると、エアコンは部屋の温度を27℃にするために一生懸命運転します。(この時が圧縮機の運転電力が最大になります。)
そう、その圧縮機が停止する時というのが、部屋の温度が設定温度になったときなのです。ここでは、部屋の温度が27℃になったなとエアコンが感知したら、室外機が停止します。これをサーモオフといいます。(場合によっては完全に停止せずにスロー運転になります)
車で例えれば、信号待ちから発信するときにアクセルを強く踏み込みます(ここが圧縮機の最大運転です)
希望の時速に近づくにつれて徐々にアクセルを弱めます(圧縮もスロー運転になります)
希望の時速になったら、アクセルをキープ、もしくは離します(圧縮機が停止した状態)
そう、この車のアクセル操作を自動で行っているのがインバーターです。
では、逆説的に考えたら、エアコンの電気代を抑えるにはこの圧縮機をいかに回さないようにするか?サーモオフした状態をより長くキープするかが大切になってきます。車で言えば、下り坂道を多く使えば、アクセルをほとんど踏まなくていいので燃費は向上しますよね?
ちなみに、エアコンの場合、一度設定温度になってサーモオフした室外機は、室内の温度が設定温度より-2℃になったら再度運転を再開します。(これをサーモオンといいます)
専門知識ここまで↑↑↑
すみません、前置きがだらだらと長くなりましたが、結論をいいますと、
冬場にエアコンを使う上での一番の節電方法は、設定温度をなるべく低く設定してください・・・
そんなことわかってるよ!でもそれだと寒いんだよ!って思われたそこのあなた、、まぁまぁ、まだ続きがありますから・・・
先ほどの説明で風量を上げてもほぼ電気代は変わらないということはわかっていただけたと思います。
基本的に、暖かい空気は上に上に行きます。
エアコンつけてるのに足元が寒いというのはそれが原因です。
足元が寒いからといって、足元に電気ヒーターなんて置いたら、本末転倒ですよね・・・
なので、エアコンの暖かい風を部屋全体にいきわたらせるために、風量をなるべく最大で使うことです。
それと、暖房使用時はとくにマメにフィルター清掃を行ってください。フィルターが汚れることにより風量が落ちてしまいますので・・・
もちろんフィルターはきれいだが、その奥が汚れで詰まってるなどありましたら、これも電力上昇に影響いたしますので、その際は業者によるエアコンクリーニングをご利用ください。
余談ですが、エアコンクリーニングは暖房時のクリーニングが一番節電効果があります
これから冬本番、、エアコンをうまく使って乗り切ってください。
今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
では、また次のメルマガで・・・
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