エアコンクリーニング技術研究所の岩根です

いつもメルマガを読んでいただき本当にありがとうございます。

先日、当社のお客様からこんな問い合わせがありました。

①「冬はエアコンの室外機が凍ることあるんですか?凍ったらお湯をかけても大丈夫なんですか?」

②「真冬に、めちゃくちゃ室外機の音がうるさいときがあるんですけど、壊れてるんですか?」

特に、2つ目の室外機の音がうるさいというお話はよく聞きます。

今回のメルマガは、この2つの質問についてのご説明と対処方法もご紹介してますので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

まず①の質問については、冬場は室外機がたしかに凍ります。

特に、室外機の熱交換器と呼ばれてる後ろ側のアルミフィンの部分がよく凍ります。(霜がつきます)

アルミフィンのところに霜がついて白くなってますよね

熱交換器が凍ってしまうとアルミフィンを通じて熱交換ができなくなるため、エアコンが効かなくなります。また、室外機に悪影響を及ぼします。

この霜を溶かすために、室外機にお湯をかけるのはOKです。室外機のアルミフィンの部分(だいたい後ろ側)にお湯をかけてあげればオッケーです。ただ、熱湯はやめてくださいね。40度程度のお湯で大丈夫です。

※実際に行う場合は、一番下の注意点を参照の上自己責任でお願いします

「でも、冬場に室外機にお湯をかけてる人って見たことないんですけど、、、」

と思われた方、、確かに僕も見たことないです(笑)

では、なぜ室外機が凍ってしまうのに放置していて大丈夫なのでしょう???

それは、エアコンの機能にデフロスト運転🟰除霜運転(霜取り運転)の自動機能がついてるんです。

※ここからは、②つめの室外機の音がうるさいという質問について触れていきます。

真冬に、室外機の音が急にめちゃくちゃ大きくなったり、部屋の温度がそんなに高くないにも関わらず、室内機から暖かい風が出なかったことってないですか?

そう、その状態がデフロスト運転です。

室外機の熱交換器についた霜取りを自動で行っています。この間は暖房が効きません。

なので、あまりにも頻繁にデフロスト運転モードに入るようなら、室外機にお湯をかけるのは有効だと思いますが、またすぐに凍ります(笑)

あまりにも頻繁にデフロスト運転に入ってしまうのでエアコンが効きにくい場合は、以下の対処が必要になります。

1、室外機の熱交換器が砂埃とうで詰まっていないか確認してください。詰まってる場合は、汚れを取り除くことが必要です。

2、①の作業を行っても頻繁にデフロストに入ってしまう場合は、寒冷地向けエアコンなどに買い替える必要があるかもしれません。

このデフロスト(除霜運転)のモードのことをご存知ない方が多いので,弊社にもよく「室外機からすごい音がする」とか、たまに暖かい風が出なくなる時がある」というような問い合わせがありますが、これは正常な動作になりますのでご安心ください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次のメルマガでお会いしましょう!

エアコンクリーニング技術研究所 岩根 匡

冬場、室外機にお湯をかける際の注意点

・絶対に熱湯はかけない(30℃~40℃程度のぬるま湯)

・一気に大量にかけない

・前側(風が出てる方)からは絶対にかけない

また、天板等にかけても意味がありませんので、後ろや横のアルミフィン(熱交換器)部分にかける必要がございます。壁との隙間がなくて直接アルミフィンにかけれない場合は、室外機を動かさずに天板から後ろの熱交換器に流れていくようにかけてください

上記のことを守らずに室外機にお湯をかけた場合、室外機が故障する場合がございます。

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