エアコンクリーニング技術研究所の岩根です。
いつもメルマガを読んでいただき本当にありがとうございます。
最近、Youtubeなどの影響でしょうか、ご自身でエアコンのメンテナンスをされるかたが多くなってるように思います。
そこで今回のお題ですが、自分でメンテナンスをするときにおこりやすいトラブルと対処法をご紹介します。
これは、私が実際にエアコンクリーニングにお伺いする中で気づいた、発見したことですので、おそらく同じ過ちを犯してる方も多いのではないかと思います。
トラブルを防ぐためにも今回のメルマガを最後まで読んでいただけると、今後のご自身でのメンテナンスに必ず役立つと思います。
トラブル①風向ルーバーが壊れている
これがほんとに多いです。
ちなみにルーバーとは、風が吹き出すところの羽が上下に動きます。その羽のことです。ルーバーを動かすモーターをルーバーモーター(ASモーター)といいます。このASモーターが壊れてることが非常に多いです。
まず、ルーバーが壊れる原因ですが、吹き出し口を掃除するときに手でルーバーを開けますよね?その時に勢いよく開けるのが原因です。ルームエアコンのルーバーモーターはステッピングモーターといってすごく精密なモーターになってます。なので、ちょっと雑に扱っただけですぐにモーターのギアが破損し、故障につながります。
では、どれくらいのスピードで開ければいいのか?
それは、運転したときにルーバーが自動で開きますよね?そのスピードより速く動かしてはダメです。これは本当に壊れやすいので気を付けてください。
ちなみに、モーターの故障ではなくルーバー自体のツメが割れていることがありますが、これは経年劣化の可能性が高いです。
トラブル②フィルターがしっかり入っていない
これは、フィルター自動掃除機能付エアコンに多いのですが、構造が複雑で機種によってはフィルターを入れるのも少し難しかったりします。
その時に、フィルターがきっちり入ってないことが多いです。
もし、冷房は動くけど本体のどこかのランプが点滅していたら、フィルターを疑ってみてください。
余談ですが、フィルター自動掃除機能付エアコンには2つのパターンがありまして、パナソニックやシャープの一部の機種で採用している
A.「自動排出タイプ」とその他のメーカーで採用しているB.「ダストボックス方式」です。
要約すれば、自動でとったほこりを室外に自動で排出するか、ゴミ箱にいれるかの違いです。
一見Aのほうがよさそうですが、両方とも一長一短があります。
まずAの自動排出方式で多いのが、年数がたってくると自動排出の経路が詰まって外に排出されなくなってきて中にどんどんたまっていくパターンです。
これが非常に多いです。なので自動排出だから安心ではなく、定期的に中をのぞいてみることが大切です。
中にほこりがたまっているようでしたら、排出口が詰まっている可能性が高いです。こうなったら業者のクリーニングが必要になってきます。
ちなみになぜこのようなトラブルが起こるかといいますと、各家庭や設置場所によってほこりの種類が違うからです。
少し油がまじったほこり、しめっぽい誇り、乾燥した誇り、いろいろあります。ちなみに、フィルターに油がつくと、自動掃除では綺麗になりません。
Bのダストボックス方式ですが、Aの自動排出タイプよりトラブルは少ないものの、これも定期的に中のごみを捨ててあげる必要があります。
こちらのタイプも同じくフィルターに油がつくと自動掃除では綺麗になりません。取り外して水洗いが必要になってきます。
以上、私がエアコンクリーニングにお伺いしてよく遭遇するトラブルです。
今後のご自身でのメンテナンスに少しでもお役に立てていただければ幸いです。
今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
それでは次のメルマガで・・・
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